春の兆し
清水内科居宅介護支援事業所
まだ寒い!春を準備中の「ハナミズキ」 一足先に咲きました「水仙」
暦の上では立春を迎える二月。
清水内科の中庭では春を待ちわびながらハナミズキがつぼみを膨らまして春を準備しています。
三寒四温のこの時期に気をつけたいのが「ヒートショック」。
ヒートショックとは、気温の低い屋外から暖かい屋内への移動や、
暖かい部屋から寒い部屋への移動などによる急激な環境温度の変化によって、
血圧が上下に大きく変動することをきっかけとして起こる、健康被害の総称です。
◆ヒートショックの危険性が高い方
・65歳以上の方
・高血圧や糖尿病、脂質異常症などの動脈硬化リスクがある方
・肥満や睡眠時無呼吸症候群、不整脈がある方
◆ヒートショックが起こりやすいのは入浴時
高齢者の浴槽内での不慮の溺死及び溺水は冬季に多く発生しており、
原因の一つにヒートショックがあげられます。
◆入浴に伴うヒートショックの予防策
(1)入浴前に脱衣場と浴室を暖かくしておく
(2)湯船につかる前に、シャワーやかけ湯で体を温める
(3)湯船の温度はぬるめ(41℃以下)とし、長湯を避ける
(4)入浴前後には、コップ一杯の水分補給を
(5)入浴前のアルコール・食後すぐの入浴は控える
(6)血圧が高いときには、入浴を控える
(7)家庭内で「見守り体制」をつくる
冬の寒さや乾燥した気候は、高齢者の身体にさまざまな影響を及ぼす可能性があり、
感染症や入浴中の事故などの危険性も高まります。
高齢になると血圧の変動が生じやすくなり、体温を維持する機能も低下するため、
ヒートショックの影響を受けやすいと考えられることから、65歳以上の方は特に注意が必要!
高齢者と常にかかわっている介護支援専門員として、
この時期は担当している方の様子をいつも以上に観察し、対策を心がけています。