予防接種について
清水内科
生ワクチンとは? 不活化ワクチンとは?
今回は「予防接種」についてお話したいと思います。
予防接種には、法律に基づき、市町村が主体となって実施する定期接種と、
希望者が各自で受ける任意接種があります。
接種費用は、定期接種は基本的に公費ですが、任意接種は自己負担となります。
また、定期接種の接種年齢や間隔は、免疫などを考慮して決められています。
お住まいの市町村からお知らせが届いたら、きちんと確認して、
忘れずに期間内に接種するようにしましょう!
日本脳炎、二種混合、麻しん風しん、水痘、おたふくかぜ、インフルエンザなど……
予防接種にはいろいろな種類がありますが、生ワクチンと不活化ワクチンに
分けられるのはご存知でしょうか?
生ワクチン・不活化ワクチンとは?
生ワクチンは生きた細菌やウイルスの毒性を弱めたもので、
接種することにより、その病気にかかった場合と同じように免疫をつけるワクチンです。
麻しん風しん、水痘、おたふくかぜなどは生ワクチンとなります。
不活化ワクチンは、細菌やウイルスを殺し、免疫をつくるのに必要な成分のみを取り出して、
毒性をなくしたもので、接種することにより、同じように免疫をつけることが可能です。
日本脳炎、インフルエンザ、肺炎球菌などは不活化ワクチンです。
生ワクチンは、元のワクチンと同じように体内でウイルスが増殖するため、
次に別のワクチンを接種する場合、27日間の間隔をあける必要があります。
不活化ワクチンは体内でウイルスが増殖しないため、別のワクチンを接種する場合は、
6日間の間隔をあければ接種が可能となりますが、
体内のウイルス量が少ないので、十分な免疫をつけるためには何度も接種する必要があります。
清水内科での予防接種は、お電話などでご連絡をいただいてからワクチンをお取り寄せしています。
ワクチンを複数接種しなければならないという時、
ワクチンによっては接種間隔をおよそ1ヶ月あけることになるかもしれません。
計画的に、余裕をもってお問い合わせください。
★清水内科:088-692-8900