リハビリだより 2月号
清水内科
今月のリハビリだよりは糖尿病の運動療法についてお話いたします(^-^)/
糖尿病とは…
インスリンが十分に働かないため、血液中を流れるブドウ糖(血糖)が増えてしまう病気です。
血糖濃度が高いまま何年も経過すると血管が傷ついてしまい、
失明・心臓病・腎臓病・足の切断といった慢性合併症に繋がる場合があります。
自覚症状は、かなりの高血糖にならなければ現れません。
・喉が渇く・水分をよく摂る
・尿の回数が増える
・体重が減る
・疲れやすくなる
上記の症状が気になる場合は受診をおススメします。
糖尿病の方が運動をすることで得られる効果
・血糖コントロールが改善される
・心血管系のリスクが軽減される
運動を行う上での注意点
・激しい運動では血糖値が消費される以上にブドウ糖が生産されてしまい、
更に血糖値が上がってしまう場合があります。
・インスリン治療による薬物療法を受けている場合は低血糖を起こす可能性があります。
そのため食後に運動を行うなど時間帯の工夫が必要です。
※薬物療法中の運動は主治医に相談した上で行うようにしましょう。
推奨されている運動内容
・有酸素運動(散歩・水泳・ジョギング等)
→最もおススメはウォーキングです。
・レジスタンス運動(筋力トレーニング)
→網膜症のある方は力む運動での眼底出血リスクがあるため主治医に相談しましょう。
また、筋力トレーニングは負荷量が軽すぎると効果が得られないため
無理のない範囲で中等度以上の負荷量で行うことをおススメします。
・ストレッチ・バランス運動
→バランス運動では転倒リスクがあるためストレッチがオススメです。
いかがでしたか?
正しい知識を持ち、生活習慣に注意しながら健康な日々を送りましょう~\(^o^)/