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ノロウイルスに注意

清水内科

冬に流行する食中毒とは、、、

皆さvirus_syokuchudokuんは「食中毒」と聞くと、食品が傷みやすい夏に流行するイメージが多いのではないでしょうか?

実は食中毒には、細菌性食中毒ウイルス性食中毒があり、ウイルス性食中毒は冬に流行する食中毒なんです!!

今回は、その中の代表格ノロウイルスによる食中毒とその予防法についてお話しますyjimageC83XY6C3

 ノロウイルスは手指や食品などを介して、口から体内に入ることによって感染し食中毒患者数では近年1位になるほど多く発症しています。

その食中毒事例においては原因食品の判明していないものが多く、また食品取扱者を介して汚染された食品が原因となるケ-スが多いことが示唆されています。その他の原因としては二枚貝(カキ等)があります。

特徴として、少量のウイルスでも発症し、普通のアルコ-ル逆性石鹸は効果がありません(>_<) ※最近販売されている酸性アルコ-ル消毒剤は有効です。

食中毒症状としては、潜伏期間が24~48時間。主に下痢、嘔吐、吐き気、腹痛があり、発熱は一般的に軽度と言われています。

また全く無症状でも感染している人や症状が落ち着いてきた人でも、便からはウイルスが検出されることがあり注意が必要です(*´Д`)

ノロウイルスの対策としては、

  • 二枚貝中心部まで十分に加熱する。(85~90℃、90秒間以上)yjimage670WA3RH
  • 野菜などの生鮮食品は十分に洗浄する。
  • トイレに行った後外出から帰宅した際食品を取り扱う際手洗いを徹底する。(手指をよく洗浄・消毒する)
  • 調理器具などは洗剤などを使用し十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すように拭くか、煮沸消毒することが有効。

また万が一、ノロウイルスにかかってしまった場合は、

  • 下痢症状がある人は食品の取り扱いに従事しない。
  • 嘔吐物の適切な処理。(使い捨て手袋等を使用し、「直接触れない・乾燥させない・消毒する」を心がけてください)yjimageGMDALI6F

※消毒液は、塩素系漂白剤を水で薄めて、0.1%(1000ppm)の塩素系漂白剤調製液を作成します。

当院でも、上記のノロウイルス対策はもちろんのこと、厨房職員の体調管理や注意喚起は毎年行っています‼

この時期に流行しやすい食中毒ですので、ご家庭でも十分お気をつけください(‘◇’)ゞ