認知機能テストとは??
清水内科
長谷川式認知症スケールについて\(^_^)/
本日は、簡易的な認知機能テストのひとつである
長谷川式認知症スケール(HDS-R)についてのご紹介をします。
長谷川式認知症スケールとは、長谷川和夫氏が1974年に考案した知能評価テストのことで
認知症の疑いや認知機能の低下を早期に発見することができるスクリーニングテストです。
なお、言語性知能検査であるため、失語症・難聴などがある場合は検査が困難となります。
評価項目は見当識や記憶など9項目となっており、
30点満点中で20点以下の方を認知症の疑いが高いと判断されます。
●質問事項の内容は以下となります。
➀年齢 → 年齢はいくつですか?
②日付の見当識 → 今日は何年・何月・何日・何曜日ですか?
③場所の見当識 → 私たちが今いるところはどこですか?
その他6項目が設けられています。
このテストはあくまで認知症のスクリーニング検査であるため
この結果のみで〝認知症である” と断言はできません。
その他、検査や脳画像での前頭葉の萎縮など、
総合的にまとめた上で判定されます。
認知症とは誰もが、一度は聞いたことがある言葉だと思います。
しかし、認知症への理解や関心がある人はまだまだ少ないかもしれません。
何となくで、その人を認知症扱いするのではなく、知識や理解を深めた上で
向き合う事が大切です。これを機に考えてみてはいかがでしょうか??
清水内科 地域連携室