平成30年11月２日（金）

徳島文理大学　保健福祉学部　理学療法学科の鶯春夫先生にお越しいただき、今回は『床からの立ち上がりの自立法と介助法』についてご教授いただきました。

転倒している方の介助方法や、介助用ベッドではなく床上で寝られている方を立位まで介助する方法について学びました。

床からの立ち上がりは、両脚をまっすぐ前に伸ばして長座位の姿勢から膝を軽く曲げて身体をねじり這う姿勢となり、そこから片膝を立てたあと高這いの姿勢となって徐々に上体を起こして立ちあがるといったように一連の動作も複雑となります。

特に片麻痺の利用者様は身体の使い方も困難となるため、職員の立ち位置や重心誘導も重要となってきます。

介助する職員の声かけや支える場所によって利用者様の力を発揮しながら立ち上がり動作を安全に行うことができるように、講義に参加した職員は繰り返し実技練習を行っていました。

鶯先生の介護技術講習も今回で3回目となります。日頃、利用者様と接している介護職員のみならず、多職種のスタッフも介護技術を身につけてより良いサービスを提供することができるように努めていきましょう。

鶯先生、今回も貴重なご講義、ありがとうございました。