前立腺がん検診について
清水内科
藍住町のがん検診が10月いっぱいで終了します。
皆さんはもう受けられましたか?
今回は、前立腺がん検診についてお話しします。
前立腺がん検診は、50歳以上の男性が対象です。
前立腺がんはPSA検査といって、採血で検査します。
PSA検査とは、前立腺がんを早期発見するための検査法です。
PSAはprostate specific antigen(前立腺特異抗原)の略で、
前立腺から分泌されるPSAタンパクという物質が血液中にどれだけ存在するかを測定します。
前立腺がんは、日本ではあまり多くみられるがんではありませんでした。
しかし現在は、男性のがんのうち第4番目に多いがん(2010年時点)で、
もっとも増加しているがんのひとつとして注目されています。
前立腺がんがこれほど増加している主な理由のひとつは、食生活の欧米化。
動物性脂肪・植物油などの過剰摂取は、前立腺がんの危険因子であるといわれています。
また、前立腺がんの危険因子のひとつは、「年齢」です。
50歳を過ぎると罹患率が急激に増加するため、
50歳を過ぎたら1年に一度受けることが推奨されているのです。
この機会に、まだ受けられていない方は検診を受けてみませんか?
★清水内科:088-692-8900